僕もイタリアン
旦那と私はなるべく休みをあわせてとるようにしている。が、とれない時もある。私は仕事、旦那は休み。その日の晩御飯は私自慢のミートソースだった。しかも、日本ではあまり手に入らないプレゴソースで作ったソースだ。
つくりおきをし、冷凍していた分だ。解凍するため、台所に出した。それは、ふたつきのたっぱに入っている。Hungry JOSHAが届かない所に置いた。
旦那もいるし、大丈夫だろう。
その日旦那は私を迎えに来た。旦那はおばからまた焼き肉を食べさせられていた。私が焼肉屋で仕事をしているので旦那が一番特をしている。
しかし、パスタを食べておきながらすごい食欲だ。
聞いてみるとお腹がすかなかったので食べなかったという。途端、私の脳裏にミートソースを口の周りいっぱいにつけたJOSHAの顔がよぎった。「で、ミートソースは冷蔵庫に入れたろうね?」ここが男の雑さだ。そのままだという。あー、きっとJOSHAが何かしているに違いない。私たちは車の中、その事で口論となった。
家に戻ると、JOSHAが興奮している。私は水が飲みたいのだな、と直感し水をあげたら、ごくごく飲んだ。
いつも水を入れていくのだが、旦那が用意してなかったようだ。台所の電気をつけてみると、荒らされた様子はない。ほっとしたのだが、よく見るとたっぱのふたが開いていて、ミートソースが半分なくなっている。じゅうたんにはJOSHAが口をふいたのであろう、オレンジ色の部分があった。どおりで喉がかわくはずだ。水がないものだからミートソースを全部たいらげることができなかったのだろう。
「JOSHAは悪くないよ。かつりんが全部悪い。」私はきっぱり、旦那に言った。しかし、旦那はしきりにJOSHAをしかっていた。