イチローにサッカー


毎日?私は旦那に弁当を作って持って行く。自転車でJOSHAの散歩も一緒にかねてだ。お店までの往復約1時間、JOSHAにとっては良い運動だ。
その日もいつものように弁当を持って行った。帰り道、室見川の橋を渡ろうとすると、危ない!Gレトリバーが走ってきて、大通りに出ようとした。幸い、車は来ていなかったので、大丈夫だったが、私はすぐに自転車を降りて、そのゴールデンを引っ張ってきた。
どうやら、脱走?してきたらしい。ひもが切れている。私は飼い主が探しているかもしれない、と思い、自転車を停め、河川敷の方へ歩いて行った。何人かに聞いてみたが、知っている人はいない。このまま飼い主が見つからなかったらどうしようか、しかし、家に連れて帰ってもかえって犬と家との距離を離す事になったら、犬も家がわからなくなってしまう。途方に暮れていると、ゴールデンは私の手からさっと離れ、逃げて行ってしまった。私は慌てて追いかけたが、水が好きなゴールデンは川に入って泳いでいる。川に入られたらどうしようもない。恐らく自分の家はわかるだろう、と私はその場を去ろうとしていた。

するとジョギング姿のおじさんがやって来た。JOSHAをチラッと見ていたので、もしかしたら、と思い、そのゴールデンの事を聞いてみた。

「知らん。でも飼い主らしき人がいたら声をかけちゃろ。しかし、この犬はがっしりしとーなー。猟犬やろ?」

「もともと猟犬タイプの犬ですけど、今はまったくの家庭犬です。」

「そらあ、もったいなかー。いい体しとるのに。そらあ、あんた、イチローにサッカーさせるようなもんばい。せっかくの才能を。」

笑った、笑った!余計なお世話です。と言いたい所だが、おじさんの表現があまりにもおかしかった。

3 歳