友の死
夏の散歩はつらい。朝7時までに散歩を終わるくらいで行かないと、暑くなってJOSHAは歩けなくなる。
しかし、起きるのもつらい。ちょうど、仕事が忙しい時期と重なるお盆前後は、本当につらい。
その日も、朝早く、散歩に出かけた。
途中、お隣の守川さんのおじさんと会った。そこには16歳になる柴犬 まるちゃんがいるのだがその日は一緒ではなかった。
「まるちゃんは?」
「散歩には行きたがるくせに、すぐにばてるから、さっき一緒に散歩に行って、今度は自分だけの運動をしてる。」
なるほど。しかし、何故かこの時、かすかな不安がよぎった。
そしてその不安は2日後に的中する。
お盆だった。守川さん宅では毎年、この時期になると、関東から娘さん1家が滞在していて、賑やかになっている。
私がJOSHAの散歩を終え、庭に出ていると…
「昨日ね、まるが死んだのよ。」
というおばさんの悲しい声。私は返す言葉がなかった。
賑やかな家の中で、まるちゃんはいつもより増して元気だったという。ところが夜中、急に苦しみだし
1時間後には息をひきとったいう。
16歳という高齢だったので、きっと内臓系が悪くなっていて、それが原因ではないかと思われる。
お互いの存在を知りながらも、一緒に遊ぶことはなかった。
まるちゃんの冥福を祈りたい。