問題児出没


マンションに引っ越してきた。お隣さんも犬好きだ聞いて一安心した。(おとなりだいちゃん)
右隣の人も越してきた。不動産屋からあらかじめ、そこも犬を飼っているという話は聞いていた。吠える犬じゃないかなあ、と心配したが13歳で柴犬、まるちゃんという名前だ。「私しゃ、俗世間にはもう何の関係もありません。」という具合で、いるのかいないのかわからない。JOSHAもまるちゃんの存在は知っているものの、何もない。ただ1つ気にしているのは、おじさんがたまにくれるクッキーの事だ。おじさんが袋を持っていると、フェンス越しに期待した表情でおじさんを見つめている。まるちゃんの所も不動産屋に了解を得たという話だった。一体このマンションにはどれくらいのペットがいるものなのか、一度しらべなければならない、と思っていた。

私は、隣近所の挨拶に出向き、JOSHAの存在をこちらから話しておいた。「もしも何か問題があったら遠慮せずに言ってください。」 そして、管理人さんがどんな人なのか気になった。おそらくいろいろなクレームは最初は管理人さんにいくだろう、と予測していたからだ。感じのいい人だった。しかも犬好きでJOSHAの事もよくかわいがってくれた。管理人さん自身も今、シーズーを飼っているという話だった。また、昔、賃貸で犬を飼っていて、いきなり「犬を飼ってはいけません。犬を手放すか、ここを出て行くかどちらかを選択してください。」と言われ、引っ越した、という苦い経験もされている人だ。だから、人一倍、ペットに関しては敏感でもあった。
私は随時、何か問題は発生していませんか?と聞きに行くようにしていた。

気になる事が発生した。どこかのマルチーズがマンションの中をうろうろしている。1度や2度の事ではない。毎日、当然のようにマンションの中をうろうろしているのだ。しかも、あらゆる所に排泄をしている。これは大きな問題に発展する、と私は直感した。
管理人さんに確認をとると、そのマルチーズに関しては既にクレームがきているらしい。しかもクレームの文章の中には、「ペットがいるマンションだとは知らなかった。大体、マンションでペットを飼うのがおかしい。」という内容が書いてある。
これではまずい事になる。
子供が何か悪さをしても、「あそこの子供が。」という話になるが、ペットの場合、一匹でも問題児がいると、ペット全体が悪いように思われる風潮があるからだ。
管理人さんも何回も注意をしたにもかかわらず、全然改善されないらしい。放し飼いに関しては、「玄関を開けるとすーっと行ってしまう。」などと、どうしようもないいい訳をするらしい。
私はペットクラブの設立を急ごうと思った。