出発前日。さようならJOSHA!


今回の旅行では約10日間、家を留守にする事になる。JOSHAをどこに預けるか迷ったが、土生さんの所にお願いする事にした。
土生さんは松岡訓練所時代のJOSHAの担当の人で、今は独立してオフィスをかまえている。以前はマンションにオフィスがあったため、犬は預かってはもらえなかったが、数ヶ月前に1軒屋に引越しされてから、OKとなった。

出発の朝、預けに行く事にしていたが、土生さん主催のクラブのイベントが前の日あったため、JOSHAと共に参加、そのまま預ける事となる。

私たちの旅の前後はいつも忙しい。2人とも接客業なので休みをとるのに必死で、その前後のスケジュールは過酷なものがある。最後の日まで忙しく働き、旅から帰ってくるとすぐに働かなければならない。私の場合、夏はとても忙しく、9月に入ってもその余韻があった。2人でニューヨークまで後もう少し!を合い言葉に頑張るのだが、出発前日がピークの日曜日とは酷だった。それでもクラブのイベントが朝6時から始るので、土曜日の疲れを引きながら、朝5時に家を出発した。

今回のイベントは、7月に雨でながれてしまった「川遊びの会」だった。福岡市内から車で30分南下したところに、川が流れる中之島公園という所がある。公園は8時に開園。朝早く行けば、人が誰もいないため、オフリードにして遊ばせる事ができる。
クラブのメンバーは、土生さんが独立されてから集まった人たちなので、犬は1歳前後とまだ若い。JOSHAはおやじ組にはいる。
犬種はやはりラブラドール、ゴールデンが大半だ。ビーグルはJOSHA1匹である。何回か会った事がある人ばかりだが、犬同士を会わせる時は、緊張しているため、ゆっくり近づけて、お互いを納得させる事から始める。どうしても気が合わない子達は、こちらが気をつかわなければならない。JOSHAの場合、大抵気が合わない子は出てこない。
オフリードにするとみんなそれぞれに遊び始める。水が好きなラブ、ゴールデンは嬉しそうに川に入り出す。JOSHAは水が嫌いなので、好んで川には入らない。しかしこの日は、みんなが川へ入るもんだから、どさくさに紛れて川へ入り出した。しかし、おかしい。他の犬達は泳いでいるのに、JOSHAは浅瀬や岩の上を歩いているのだ。


オフリードで思いっきり遊ばせた後は、休憩。その後、リードをつけて訓練をかねたゲームに入る。
この日は買い物ゲームがあった。八百屋と肉屋に犬と一緒に買い物、途中、犬を散歩する人や、ジョギングする人、「あー、かわいい!」と声をかけていく人に遭遇、日常生活におこりうる状況でうまく買い物できるか、というものである。
結局、このゲームも基本的な訓練が入っているかどうか、というもので、土生さんからのアドバイスもある。ここでもまたJOSHAはみんなの手本となる。自慢の息子に鼻が高くなった。
この後、10日間別れ離れになるので、私は精一杯、JOSHAと遊んだ。

別れの時に、犬にさよならを言ってはいけない。犬もわかって、悲しみが湧いてくるからだ。私は土生さんに目で合図をして、さっとその場を立ち去った。