NYC犬ウオッチング

Damonの家でぐっすりと眠った私たちは、早々と朝7時前にはNYCに出発する。その日、Damonは共に仕事をしている親友Lanceの家で仕事をする為、私たちと一緒に家を出た。Damonの家からNYCまではバスで約30分。対岸から見るマンハッタンのビル群は最高の景色だ。ハドソン川を渡るにはリンカントンネルを通る。映画デイライトで爆破されたトンネルだ。トンネルを抜けるとそこはNYC。42丁目のポートオーソリティ・バスターミナルに到着する。Damonに帰りのバス乗り場などを聞いた後、私たちは街へ繰り出した。その日は、ロウアーマンハッタン周辺を散策する予定だった。42丁目からひたすら歩く。通勤ラッシュだったので、街行く人は観光客ではなく、ニューヨーカーだ。その歩く足は速い!速い!私たちも流れにそって、早歩きをした。しばらく行くと、人の流れもおさまってきた。マディソンスクウェーガーデンが見えてきた。ゴジラが卵を産みつけたところだ 。まだ、何匹かのゴジラの子供がここに生息しているはずだ。左手にはエンパイアーステイトビルディングが見えている。私たちは8番街を歩いていたが、ここから5番街を歩く事にした。

2.3ブロック南下すると、犬を散歩する人が出てきた。人間とはおもしろいもので、自分が興味あるものに視野を広げていると、いろいろなものが見えてくるものだ。以前、ニューヨークに来た時は、これほど犬がいる事には気づかなかった。しかし、今回、NYCの犬をウオッチングしようと、決めてきた。いるいる、わんさかいる。うれしそうに小走りに飼い主の顔を見ながら散歩するゴールデンの子供、スーパーの前でおとなしくご主人様の用事が終わるのを待つ犬、人通りの多い中、待ての訓練をしている女の人、驚いた事に2匹以上連れている人が多い。いろんな所から散歩の犬が出てくる。通りは糞などは落ちていない。糞を放置したら100ドル罰金、と書いた看板まである。徹底している。日本も1万円くらい、罰金をとれば、糞もなくなるのに…くわえて、たばこ嫌いの私としては、たばこのポイ捨ても1万円の罰金制度を作って欲しい、と思う。

NYCの犬を楽しんで見ながら歩いていると、日本では信じがたい現実を見た。OL風の女性が犬を連れている。しかも犬を連れたまま、ビルに入っていった。きっと職場に連れていったのであろう。1人ではなく、3人くらい犬を連れてビルに入る女性を見かけた。もちろん、どれも違うビルだ。
そして23丁目にくると有名なフラットアイアン・ビルが見えた。その交差点の所に小さい公園を発見。犬が散歩している。私たちはすぐにその公園へと向かった。本当に小さい公園であるが、Dog Runがあった。2匹くらいが既に遊んでいた。回りはフェンスで囲まれていて、出入り口は2重ドアになっている。使用する際の注意事項が書いてあり、水飲み場などの施設も整っている。もちろん入場料はいらない。へえー、こんなところにDog Runがあるのか、という感じだった。その後、公園を見る度にDog Runを探してみた。びっくりした事には大抵の公園にはDog Runがあるのだ!!ワシントンスクウエアーのDog Runは少し大きく、たくさんの犬が遊んでいた。それぞれに気のあった仲間同士遊んでいる。犬もこうした社交的な場に慣れているせいか、相手に対してけたたましく吠える犬などいなかった。ビーグルが一匹いたが、さすがはビーグル。我が道を歩いていた。


その後、チャイナタウン、リトルイタリー、ピア17まで歩き、ブルックリン橋まで歩いて渡り、地下鉄でウォール街まで戻った。そしてまたリトルイタリーへ夕飯を食べに行き、その後も42丁目のポートオーソリティーまで歩いた。ニューヨークを知っている人だったら驚くだろう。とにかく歩いた、歩いた。歩く事で、いろんなものが見えてくる。どこに何があるのか、本で読んでいた地図が頭の中でつながっていく。いろんな人や事件に遭遇する事もある。だから、私たちはどこへ行ってもまずは歩くのだ。

そして次の日も、歩いた。今度は42丁目から北上。セントラルパークを散策する。ここでもまたたくさんの犬達と出会う事ができた。