お母さんとお洗濯!
JOSHAの小屋があるところには屋根がついている。それで洗濯物はそこに干していた。
ある日、洗濯物が終わり一息ついた後、JOSHAと遊ぼうと思ったら、OH
my
God!
私のストッキングが散乱している。JOSHAには届かないように干したのだが、ジャンプをして届いたのであろう。伸縮性もいいし。
「NO!」ストッキングを取りに行くと、すかさずJOSHAはストッキングの端をくわえ、2人で引っ張りあっこである。それ以来、気をつけて洗濯物を干すようにしたのだが、風にゆれるとどうも気になるようである。
たまにジャンプをしている。そして最悪の事態になった。
今度はお隣さんの御主人のシャツをビリビリに破いた。
「すみません。」すぐにドーナツを持って謝りに行った。「よかよか。」とは言ってくれたが、すぐに訓練士の里さんに相談した。里さんはいつでもどうしてそのような問題が起こったのか、原因をつきとめ、その解決法をわかりやすく説明してくれる。
事の発端はすべて人間の方にある。里さんは「洗濯物を干すときに“天気がいいね。”とか言って鼻歌でも歌ったでしょう?」と聞いてきた。鼻歌までもいかないがJOSHAに話し掛けながら干した事は事実である
結局それが良くない。
JOSHAにとってみれば、機嫌良く、自分にも話し掛けられているので洗濯物が気になり始め、自分も洗濯を手伝う気になっているのだという。知らん顔をして洗濯をしていれば興味はわかなかったという。またこんな話もしてくれた。
マックスという名のやはり同じビーグルだが。そのお母さんは庭いじりが好きだった。しかしせっかく育って開花した花をマックスはもぎとってしまった。咲いている花全部。原因はマックスのお母さんがマックスに“お花きれいね。きれいに咲いているから切って家の中に飾りましょう”と話しかけながら切っていたのが原因だそうだ。自分も手伝って花をもぎとった。また冷蔵庫を開けるとマックスが走ってきて冷蔵庫の中をあさる、という悪癖があったそうだが、やっぱり原因はお母さん。
マックスと一緒に冷蔵庫をのぞき“さあ今日のご飯は何にしようかな”と話し掛けていたという。
話はJOSHAに戻り。解決策として、まずは洗濯物を干すとき、JOSHAに話し掛けない、顔を見ない。洗濯が終わったらJOSHAに気づかれないように窓を開けカーテンは閉め、JOSHAの行動を見張る。
JOSHAが洗濯物をひっぱった瞬間、“NO”と言って、空缶を投げつける。
しかし、なかなかその瞬間には遭遇しない。タイミングを逃すと無意味だ。
里さんから言われた。
「瞬間を押さえないと無駄だから、監視しているときは電話がかかってきても人が来ても出てはいけない。」
何度か空缶は命中し、お隣さんもJOSHAの届かない所に洗濯物を干してくれたこともあり、この悪癖は治った。