さんきゅ!Grandma.

 

JOSHAの訓練も順調。冬も過ぎ、初めての春を迎えた。

まだまだ気の早い話ではあるが、梅雨シーズンの散歩について考えていた。

それまでも雨の日に散歩は出かけていたが、かっぱがあれば便利なんだけどなあ、と思った。黒いごみ袋で代用したがぶさいくだ。2件隣の真理ちゃんはお手製かっぱを持っている。ビニール製のテーブルクロスを活用していた。ペットショップに見に行くとJOSHAサイズは数が少なく、しかも8000円はする。そんな時、本屋で犬の洋服の作り方をのせている本を発見した。

しかし、私は洋裁は苦手である。見ても全然わからない。

そこで、何でもあーれよっと作ってしまう母親に作ってもらう事にした。

どういう布を使えばよいのかよくわからなかったので、素材選びからすべてお願いした。
数日後、「よかとのできたよ(いいのができたよ)。」と電話をもらった。
「どういう柄?」
「英子ちゃんの好きなマンガのたい。」
エッ?
英子ちゃんは当時4歳。私の姪である。
「それってキティちゃん?
JOSHAは男の子なんですけど。
「何か知らんけど英子ちゃんが好きなやつ。」
おそるおそる
取りに行くと、なんとそれは赤い生地セーラムーンだった。確かに上出来だ。

しかし、セーラムーンのかっぱを着て散歩をするビーグルなど日本中探してもいないだろう。
いらっしゃったら、名乗ってください。

いよいよ雨が降り、JOSHAはセーラムーンのかっぱを着て散歩に出かけた。

道行く人は「あ、かわいい」「セーラムーンだ」と言ってくれた。かっぱを着て散歩に出かけると確かに体がぬれなくてよい。

とにかく母に感謝。感謝。
 
少年期