弁当おいしいな。
当時、住んでいた家は、1階建ての借家で同じつくりの家が 5件ならんでいた。その向いには同じ家主さんの借家がある。みんな気さくな人たちばかりで、JOSHAをよくかわいがってくれた。日当たりもいいし、JOSHAにとってもすごしやすい環境だし、ちょっと古い、という事を除いては結構気にいってた。
隣の奥さんは専業主婦だったが、子供が段々手がかからなくなったからであろう。パートに行き始めた。どうも弁当屋のようである。残った弁当をたまに持って帰ってきていた。我が家もその恩恵にこうむった。食費が助かる助かる。そしてJOSHAもその恩恵にこうむろうとした![]()
古い家なのでいわゆる勝手口がある。お隣さんの勝手口はJOSHAもひもをめいいっぱい伸ばせば届く位置にある。ある日、勝手口に残りの弁当がたくさん捨ててあった。勝手口はいつもかぎをかけてあるのでJOSHAが荒らす事はないのだが、その日はたまたま奥さんが閉めるのを忘れて出かけてしまった。
夕方私が帰ってくると、悲惨な事になっている。勝手口のごみがあらされ、たくさんの弁当がちらかっている。JOSHAはおいしそうに弁当を食べている。「NO!」JOSHAと取り合いしながら、全部片づけた。
しかし、この弁当惨事はまだ終わっていなかった。
翌日、旦那が早く帰ってくるとJOSHAが旦那の顔を見るなり、しまったという顔をしたそうだ。しかし、そこが犬である。食い意地がはっているので証拠隠滅ができない。JOSHAは口をもぐもぐさせていたそうだ。あれ、と思い近づくと、弁当のおかずらしきものを食べていたそうだ。前日の話は旦那にも話しておいたので、ピンときたそうだが、おかしいな。全部片づけたと言っていたのに。勝手口を見るときちんとしまっていてあらたにごみを荒らした形跡もない。よくわからないまま家に入り、着替えた後、JOSHAを見るとまたもぐもぐやっている。
そこでじっと見張っていると軒下をポイントしていたそうだ。
何と、昨日の弁当をまだ軒下に隠していたらしい。どうやら私たちに見つかる前に隠しておく悪知恵が働くようだ。