ゴンチャンじゃないよー
9月になり、ようやくJOSHAのお散歩デビューの日がやってきた。最初は外の光をまぶしそうにしていたが、表の世界にもすぐに順応した。
ある日、旦那といつものように散歩をしていると、遠くのほうからビーグルらしき犬が近づいてくる。ビーグルはしっぽの先が白いので遠くにいてもそれが目印になる。その人も私たちに気づいていたようでニコニコ笑っていた。もう成犬のビーグルだった。JOSHAはぷりぷりしっぽを振っている。
「まだ小さいね。何ヶ月?」
「5ヶ月です。」
「遊びたい盛りやね。わあ、毛もつやつやして。」
「何歳ですか」
「もう10歳よ。おじいさんでひげも白いとよ。小さいときの事を思い出すね。ねえ、ゴンチャン」
えっ!?ごんちゃん!?
私たちは2人ともゴンチャンと呼ばれる。
「では失礼します。」
私たちはおなかをかかえて笑った。ごんちゃん、だって。変なの。
しかし、ゴンチャンという名前の犬は実に多い、と最近わかった。
そしてまた別の日。散歩をしていると向こうのほうから小学生が走ってきた。
JOSHAを見て「あっ!ゴンチャンだ!」 (どうやらごんちゃんは地域の有名犬らしい。)
私はまた笑った。
ゴンチャンじゃないよ。でも私はゴンチャンだよ。
と心の中で叫んでいた。
この後もいろんな人に「あっ!ゴンチャンだ」と間違え?られた。