我が家には、ロジィ、キャッシーと既に2匹の犬がいたが、母がまたもや犬をもらってきた。チワワの雑種であまり大きくならない、という。雌で父から“アロン”と名づけられた。
アロンはロジィの側にいた。ロジィはアロンをすごく意識していたようだが、アロンは知らん顔だった。今考えると、ロジィには酷だった。発情している雌の目の前にいたからだ。
アロンは発情した。キャッシーの時には気づかなかったが、犬の生理を初めて見た。そして、いろいろな雄犬がやってきた。私は「こらっ!」と言って、追い払った。結構、放し飼いの犬が多かったので、だいたいの犬の顔は覚えた。特に出っ歯の犬がよく来ていた。しかし、いくら追い払っても、無駄だった。アロンはあいつにやられた。私は初めて、犬の交尾を見た。母がほうきを持ってきて、雄犬をたたいたが、無駄である。アロンは妊娠した。

結局、アロンは2回、お産をした。その事が原因か、またもや伝染病の1種にかかり死んだ。
3匹いた犬は、ロジィ1匹となってしまった。