尿石とは、腎臓、膀胱、尿道などの泌尿器系に形成される"結石"(ここをクリック!)で、主にミネラルと有機基質から成るものです.
排尿困難や頻尿、血尿などを引き起こし、尿管を閉塞することもあります.
(原因)
明確な原因は不明とされていますが、遺伝的素因や食餌など、周囲の環境要因の相互作用の結果と考えられています.
(症状)
結石の存在する場所によっても違いますが、
「何回もトイレに行く(頻尿)」
「陰部をしきりに舐める(オスであればペニス)」
「排尿姿勢のままいきむ(努責)」
「オシッコに血が混じる(血尿)」
「オシッコが全く出ない(尿道閉塞)」
などが挙げられます.
(治療)
尿道閉塞を起こしている場合(オシッコが全く出なくなってしまった場合)には、速やかに排尿処置を施さなくてはなりません. 飼い主さんが「オシッコが出ていないようだ.」と気がついてくれるまである程度時間が経過しているはずですから、緊急に対応しなければ死亡してしまう危険性があるからです. 点滴や血液検査も必要でしょう. また、レントゲン検査で大きな石の存在が確認された場合には、手術をして取り出すことも考えなければなりません.入院治療の必要の無い子や程度の軽い子などは、症状に応じた内服薬の投与と病院処方食(その病気の為のフード:先生から指定されます)の継続、そして定期的な尿検査を指示されます.お薬を投与する必要がなくなりすっかり快復した後も、再発防止の為に処方食の継続をお勧めします.